1日の塩分の目安はどのくらいか知りたい人向けです。
いざ減塩をしよう!と思っても、どのくらいの塩分ならいいのかなと疑問に思いますよね。
実は、1日の塩分の目安には3つの基準があります。では、3つの基準のうち、どれを使えばいいのでしょうか。
そこで、今回は1日の塩分の目安の3つの基準についてご紹介します。
日本人の1日の塩分摂取量
厚生労働省における2020年版の調査によると、日本人の塩分摂取量は成人男性で11g、成人女性で9.3gとなっています。 小さじ一杯の塩が約5~6g なので、約2杯分ですね。
※参照サイト:日本人の食事摂取基準(2020年版)| 厚生労働省
1日の塩分の3つの目安
1日の塩分摂取量の目安は、下記の主に3つの基準があります。
- 厚生労働省
- 学会
- WHO(世界保健機関)
【厚生労働省】1日の塩分摂取量の目安
厚生労働省の発表によると、2020年版の日本人の食事摂取基準では成人の食塩摂取目標量が1日あたり 0.5g引き下げられ、成人1日あたり男性 7.5g未満、女性 6.5g未満と設定されています。
参照サイト:日本人の食事摂取基準(2020年版)| 厚生労働省
【学会】1日の塩分摂取量の目安
摂取目標量は性別を問わずに1日あたり6.0g未満を目安となっています。
参照サイト:高血圧学会のガイドライン
【WHO】 1日の塩分摂取量の目安
1日の塩分摂取量を5.0g未満が目標となっています。
WHOでは加盟国が2025 年までに世界の人々の食塩摂取量を30%削減することで合意しています。その1日の塩分量の目安が5%未満です。
どの1日の塩分の目安がいいの?
結論としては、 学会が設定する1日の塩分摂取量の6.0g未満を目安としましょう。
実は、日本人が必要とする1日の塩分量は約1.5g(味噌汁1杯分ぐらい)でいいと言われています。1日です。
それならWHOが推奨する5g未満でもいいじゃないの?と思われがちです。ただ、現在の一般的な1日の平均塩分摂取量が10gから半分の5gにするのは簡単ではありません。
現実的に考えると1日の塩分を6.0gに抑えることを目指しましょう。
1日の塩分摂取量の測定方法
1日の塩分摂取量を測定するには、「食事記録法」と「尿検査」の2つがあります。
食事記録法は食べる食品の重さを測り、食品成分表を使って含まれている食塩の量を計算するので手間がかかります。
もう一つの尿検査は、 摂取した塩分のほとんどは尿から排泄されるため、 尿を調べることで摂取した塩分量がわかります。
上記の測定器を使い、 朝に2回測定して平均する方法などがあります。 ただ、あくまでも家庭での測定になるので、詳細な毛測定は専門機関でしてもらいましょう。
まとめ
今回のコラムでは「【1日の食塩摂取量の目安】塩分6gを目指す理由は?3つの目標数値」をご紹介しました。
1日の塩分摂取量の目安として、下記の3つの基準をお伝えしました。
- 厚生労働省:男性7.5g未満・女性6.5g未満
- 学会:6g未満
- WHO(世界保健機関):5g未満
どの基準を目安とするのかは考え方にもよりますが、1日の塩分摂取量の目安として6g未満を目指すのが現実的でしょう。