このコラムは、減塩塩のおすすめを知りたい人向けです。
塩は「さしすせそ」の一つと言われるくらい調味料の基本です。実は、塩にも減塩の塩もあるので活用するべきです。
ただ、そもそも「減塩の塩」って?塩じゃないの?と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、このコラムでは「減塩の塩の仕組み」と「おすすめの減塩塩」などをお伝えします。
ただ、毎日の料理で塩分量を計るのは大変。そのような場合は塩分2g以下の減塩宅配食を週に何回か利用するのがおすすめです。上手に活用して、たまにはラクをしましょう。
「減塩の塩」ってどういう仕組み?

「塩」なのに「減塩」って何?と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そもそも食塩は、99%が塩化ナトリウムでできていて、残りの1%は他のミネラル分など。
実は、「減塩の塩」はこの塩化ナトリウムを減らしているわけではなく、同じような塩味を感じる「塩化カリウム」に置き換えることで減塩をしています。
ただし、塩化カリウムも摂りすぎると良くない人もいるので注意が必要です。
一般的な塩の塩分量を100gとすると、減塩塩は約50~60gです。普通の塩と比べると減塩塩は塩分量が約2分の1に抑えることができます。
参照:日本食品標準成分表
おすすめの減塩の塩
市販のおすすめ減塩塩の特徴や塩分量を調査してみました。
- レモンのおかけ ウレシオ
- 味の素 やさしお
- リビタ(Livita)減塩習慣
1.レモンのおかげ ウレシオ
「 減塩しお 海藻塩 」の特徴は下記のとおりです。
- 塩分量は100gあたり44.9g
- カリウム量は100gあたり32.7mg(原料由来)
- レモンの酸味を活用
- かるしお認定商品
2.味の素 やさしお
味の素の「 やさしお 」の特徴は下記のとおりです。
- 塩分量は100gあたり46.0g
- カリウム量は100gあたり27,300mg
- 塩分(食塩相当量)が50%オフ
- 瀬戸内地方・備前岡山産の海水塩を使用
3.リビタ (Livita) 減塩習慣
「 減塩習慣 」の特徴は下記のとおりです。
- 塩分量は100gあたり48.0g
- カリウム量は100gあたり約24,000mg
- 塩分(食塩相当量)が50%オフ
結局、どの減塩塩を選べばいいの?
結論は、レモンのおかげウレシオです。理由は、カリウムへの代用量が違うため。
他の減塩塩も100gあたりの塩分量は大きな違いはありませんが、代わりにカリウム量が多くなっています。100gあたりのカリウム量は下記のとおりです。
- レモンのおかけ ウレシオ:32.7mg
- 味の素 やさしお:27,300mg
- リビタ(Livita)減塩習慣:約24,000mg
その点、ウレシオはカリウム量が他の減塩塩と比べてもかなり少ないのが分かります。カリウムを摂りすぎてはいけない人もいるので、気にせず調理に使うならウレシオですね。
自然塩なら減塩しなくてもいい?
自然塩を使うと減塩しなくてもいい?という意見もありますが、そうではありません。
そもそも自然塩とは、精製塩ではない塩のことです。天然塩とも呼ばれていますね。
精製塩と自然塩の違いは、精製塩が成分の約99.5%以上が塩化ナトリウムであるのに対して、自然塩にはマグネシウムやカルシウムといったミネラルが含まれています。
ただ、自然塩には”うまみ””があるので、「使用する量を減らしても味がつきやすい」ということなので、そこまで味の違いが分からないと逆に塩分を摂り過ぎになるかもしれません。
まとめ
今回のコラムでは「【減塩ならコレ!】どういう仕組み?おすすめ塩の塩分量を徹底調査」をご紹介しました。
おすすめの減塩塩と100gあたりの塩分量は、下記のとおりです。
- レモンのおかけ ウレシオ:44.9g
- 味の素 やさしお:46.0g
- リビタ(Livita)減塩習慣:48.0g
