「減塩醤油は意味ないのか」や「減塩調味料のデメリット」を知りたい人向けです。
近年、「減塩」は大切!ということがよく聞きますが、なかには「減塩は意味ないよ」という意見も聞きます。
どちらが正解なのでしょうか?
そこで、今回は「【減塩醤油って意味ない?】減塩調味料を使うデメリットとは」をご紹介します。
減塩は意味ない?減塩調味料のデメリット
実際にSNS上で調べてみると、下記のような意見が見つかります。
実際には、味に物足りなさを感じて使う減塩調味料の量が増えるという意見が多く見つかりました。
減塩50%カットや塩分40%オフは本当?
商品パッケージに「うす塩味」「塩味控えめ」「塩分ひかえめ」など、いろいろな表現がありますよね。
特に、最近は「減塩50%カット」「塩分40%オフ」などの数値を具体的に表示することが増えてます。
実は、減塩50%オフや塩分40%カットは何と比べているのかが重要です。
減塩や塩分は何と比べてる?
自社の既存製品と比べて減塩50%オフや塩分40%カットだと、意外と減塩になっていないということも。
そのため、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」と比較しているかどうかを確認しましょう。これは、日常的な食品の成分量について記載されているデータです。
近年では「日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年」と比べて表示していることが一般的です。
食塩不使用だから塩分はゼロ?
「食塩不使用」という表示をよく見かけると思います。主に食品加工時に食塩を使用していないことを意味していますが、素材そのものに含まれる食塩やナトリウムは入っています。
そのため、塩分が全く含まれていないという意味ではないので注意が必要です。ただ、低塩には違いはないので、食塩不使用を参考に減塩食品を選ぶのも方法のひとつです。
「食塩感受性」と「食塩非感受性」とは
「減塩が意味ない」と言われる理由には、もう一つ、別の意見もあります。
WHOが提唱する世界的に減塩が必要とされていても民族も違うし、同じ国でも地域によって食習慣や風習も違うから意味ないよね、という意見です。
特に、 食塩非感受性と呼ばれる人は塩分を体内に取り込みにくく、すべての人に当てはまるわけではないという意見もあります。
減塩の天然塩(自然塩)を使う
塩分を取るなら、海水と同じミネラル分を含む塩がおすすめです。このミネラルを多く含んでいるのが、天然塩(自然塩)です。主に「海塩」や「岩塩」があります。
一方、精製塩は、原塩(主に輸入塩)を溶解し精製したもので、塩化ナトリウムが99.5%以上の高純度のものを指し、ミネラルはほぼ含まれません。
そのため、減塩塩でも天然塩(自然塩)を使うことでミネラルを含む旨味が味に豊かさをもたらします。
まとめ
今回のコラムでは「【減塩醤油って意味ない?】減塩調味料を使うデメリットとは」をご紹介しました。
さまざまな意見を見てみると「味が薄くなって量が増える」というコメントが目立っていました。
減塩が悪いというわけではないので、そこは意味ないから減塩をしないということにはなりません。
ただ、減塩をするにしても使い方を間違うと本当に意味ないことになってしまいます。「塩分の減らし方」と「上手な塩分の取り方」を知っておきましょう。