無塩せきのハムやウインナーを買おうと思っている人向けです。
「無塩せき」は無塩とついているから減塩につながりそう、と思われてる人もいるでしょう。
実は、無塩とついていますが、食塩不使用を意味するわけではないので注意が必要です。
じゃあ、「無塩せき」って無塩じゃないの?と疑問に思いますよね。食塩を使ってない?
このコラムででは「無塩せきの意味」や「無塩せきのメリットとデメリット」をお伝えします。
「無塩せき」とは
結論は、無塩せきといっても食塩を使っています。「無塩」とついていますが、減塩には役立たないので注意しましょう。
「無塩せき」とは、ハムやウインナーなどの肉加工品に使われる用語で、見た目がよくなる発色剤を使用しないことを意味しています。
もう少し難しく言うと、「無塩せき」とは、亜硝酸ナトリウムなどの発色剤を使用しないという意味です。
つまり、製法は塩などの調味料に原料肉を漬け込むので「無塩せき=食塩を使用していない」を意味しているわけではありません。
JAS規格では、発色剤を使わないハムやウインナーは「無塩せき」と表示するルールになっています。
「無塩せき」のメリット
ハム加工する肉に発色剤( 亜硝酸ナトリウム )を混ぜると、たんぱく質が結合して、肉が持っている赤い色素が固定されます。
ただ、着色料とは別の添加物なので、必ずしも悪いはわけではありません。
ただ、使用されている添加物が少ないのが魅力ですね。
例えば、一般的なハムやベーコンなどには色々な添加物が入っています。
そういう意味でも「無塩せき」を選ぶメリットはありますが、減塩にはつながるものの、必ずしも無塩ではないことが分かります。
では、逆にデメリットはあるのでしょうか。
「無塩せき」のデメリット
なんといっても無塩せきのデメリットは価格が高くなることです。普通の商品と比べて2~3割ほど高くなっています。
普通のハムやウインナーなどは、見た目が鮮やかで長持ちするので、コストを抑えて安く提供できます。
これが無塩せきになると、ヘルシー志向の方は購入しますが、できるだけ食費を抑えたいという方は避けてしまいがちですね。
まとめ
今回のコラムでは「【無塩せき】食塩は使っていない?減塩にならない理由とは」をご紹介しました。
減塩のために「無塩せき」の商品を選ぶというのは間違いなので注意が必要です。あくまでも発光剤が使われていないということだけです。
その他にも結着剤や保存料などの添加物が含まれているものもあるので、購入する際には成分表をよく確認しましょう。